オゾン発生器付きの空気清浄機を導入しました!!
- 2023年6月27日
- 診療室
こんにちは。先日沖縄・奄美地方では梅雨明けしたそうですが、京都ではまだもう少しジメジメした梅雨の蒸し暑い日が続きそうですね。
雨の多いこの時期は何かとやる気が出なかったり、気分が落ち込みやすいですが、
そんな気分を少しでも上げたくて、長年使っていた傘を新調してみました。こんなちょっとした事でも気分が上がり最近は雨の日が楽しみになっています。
先日、当院にオゾンを発生させ空気を綺麗にする「DeClean」という空気清浄機を導入しました。
オゾンと聞くと、地球温暖化で問題になっている“オゾン層”をイメージされる方が多いのではないでしょうか?フロンガスの放出でオゾン層に穴があく“オゾンホール”の事は学校の授業やニュースなどで聞かれた事があると思います。近年ではコロナウイルスの流行により、感染対策としてオゾン発生器が注目されるようにもなりましたね。
オゾンは私たちが日常的に吸っている空気とともに自然界に存在しており、酸素と同じ無色の気体です。大気を浄化する性質があるとも言われています。
オゾンとは、酸素原子が3つに結合した状態の物です。自然界には地上25km付近にオゾン層が存在し海岸では0.05ppm、森林地帯では0.05~0.1ppm程度のオゾンが存在しています。
オゾンは私たちを紫外線から守ってくれるだけではなく、フッ素に次ぐ強力な酸化力を持ち、院内感染の原因とされている一般細菌、カビ菌などの浮遊菌の除菌作用は塩素の約7倍です。オゾンは酸素に比べると非常に不安定な化合物の為、1~2分で酸素へと変化していきますので、残留毒性がありません。その為、安心して殺菌・消臭でき環境にやさしく衛生管理ができます。
<オゾン空気清浄機のメリット>
・除菌やウイルスの除去
→オゾンは菌を除菌し、ウイルスを不活性化できるため、感染症のリスクを軽減できる事ができる。
除菌作用は塩素の約7倍と言われている。
・防カビ効果
→発生してしまったカビを除去する事はできないが、カビが出す胞子を分解する事ができるため、
カビの繁殖を予防する効果が期待できる。
・においの元から脱臭が可能
→室内の悪臭の主な原因は菌によるものです。オゾンには菌やにおい成分を分解する作用があるため、
根本的なにおいの原因を除去して脱臭する効果がある。
・虫の忌避効果
→害虫は、フェロモンや体臭・糞尿をあちこちに撒き散らして活動する。
オゾンはこれらを分解し害虫が住みにくい環境を作る。
・花粉の不活性化
→オゾンの酸化作用によって、花粉の膜壁を破壊し不活性化させる事ができる。
当院では患者様が来院されいている時間帯は低濃度オゾン発生モード+空気清浄機が稼働しており、閉院している夜間帯に高濃度オゾンを発生させ院内全体の除菌・消臭を行い、患者様、スタッフともに快適に、そして安心して過ごしていただけるように配慮しております。